1.発芽
種子は、初夏に水温が上がると水底で発芽します。
2.系統発生(進化の過程)の特色を表す葉
やがて、泥の中に細かい根を広げ、長い根生する葉柄
によって水面に大きな丸い葉を広げます。このとき、初
めに出てくる葉の形は、やじり型で葉にさけめが見られ
ますが、次第に丸みをおびてきます。
3.水面に浮いた完熟した果実
葉は、大きいもので2mを超えるものもあります。ま
た、葉脈も発達し、そこからとげが発生します。
花は径4cm程の大きさになり、昼間開いて夜閉じ、
受粉後水中に沈みます。熟してふくらんだ子房は、水面
近くに浮き上がって割れます。
4.しばらく水面に浮いて散らばる種子
一つの果実から80個ほど種子を放出します。種子は、
表面の皮のはたらきでしばらく浮いて散らばります。そ
の後、皮が腐って、浮く力がなくなり沈むんです。
どうですか?このような感じで「オニバス」の一生が
終わるんですよ。
素敵な花を見て下さいね。では・・・。