久々に「ぽん」は歴史散策に出掛けました。たまには違うのもいい　
　でしょ？で、今回は「笠松港」のあとを見てきました。紹介するから　
　読んでね。写真を見ながら「ほ〜」って思って・・・。　　　　　　　
　　木曽川に面していた笠松港。この港が岐阜県笠松町の発展につくし　
　た役割は極めて大きいんだ。笠松の地に木曽川ができたのは天正１４　
　年（１５８６年）の大洪水によるといわれています。洪水の被害も多　
　かったんだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　慶安３年（１６５０年）、美濃郡代岡田将監善政（よしまさ）が「　
　枝広（えだひろ）の大洪水」による木曽川堤の復旧に便利な笠町（今　
　の笠松）に休憩所を置き、寛文２年（１６６２年）郡代名取半左衛門　
　長知によって陣屋がここに移されたので、地方行政の中心地、地方物　
　資の集散地となったんだ。川港と渡船場のまわりにできた集落〜港町　
　もだんだんと大きく広がり、栄えていったよ。　　　　　　　　　　　
　　明治時代というと、陸上交通はまだ発達していなくって、木曽川の　
　水運を利用して伊勢方面との交流が盛んだったんよ。伊勢神宮の御神　
　木川下げの御小休みの地でもあり、笠松港は、木曽川最大川港であっ　
　たよ。明治１８年（１８８５年）の記録では１日に３８そう、１年間　
　に６４４０そうの舟が荷を積んではいったと書かれているくらいなん　
　だ。また、明治２６年（１８９３年）頃までは桑名への定期の小蒸気　
　船が１日に２往復し、港は荷物の積みおろしでにぎわい、多くの仲仕　
　や車を引く労働者らが働き、５０石舟といわれる大舟も荷物を運んで　
　きていたくらいの賑わい。荷は主に、米、肥料、塩、雑穀、糸、大豆、
　石炭、土管などでした。荷車や馬車の輪が土の中へはいりこまないよ　
　うに、坂道が石畳にしてあるところからも、その繁栄ぶりがうかがえ　
　たよ。付近には問屋や倉庫、舟宿、料亭なども多くあり、また川漁業　
　も盛んで、鮎、ぼら、川ますなどがとれました。　　　　　　　　　　
　　大正から昭和初期には、ポンポン船と呼ばれる大型発動機船の時代　
　となったが、近年鉄道の普及、自動車の発達により笠松港の役割は終　
　わりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　当時はかなり繁栄していたんだろうね。下の写真を見て！左に道標　
　があるでしょ？その説明が次にあるから、飽きずに下の写真をクリッ　
　クしてね。