オニバスは、池や沼に自生するスイレン科の1年生水草です。
日本では、新潟県から鹿児島県までの低湿地の暖帯、熱帯に分
布しているんてせすよ。和名の鬼蓮は、ハスに似てとげがある
ことからきています。
夏のわずかな期間に急速に成長し、種子の寿命が長いことと、
生育の途中において葉の形が変わることなどで珍しい植物なん
です。
全身「とげ」だらけで触れると痛く、また、大きい葉は堀や
用水路をおおいつくし、田舟を用いていた水田耕作にとっては
害草となったようですよ。でも、種子は食用となったんで、い
って食べていたそうです。
海津町の福江地域ではオニバスは、昭和初期頃までは、めず
らしい植物ではなかったようです。しかし、近年の「高須輪中」
というところの土地改良による圃場整備によって、池や堀が埋
められたことにより絶滅の心配があるんです。
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